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5月10日水曜日5時間目に名古屋大学附属博物館の西田佐知子准教授にセミナー
をしていただきました。金岡教授との共同研究で訪問いただき、ご専門である植
物の繁殖干渉とこれまでのキャリアについてお話しいただきました。繁殖干渉は
近縁種の交雑により片方の種のみが優占していくという現象です。繁殖干渉の理
論や実例は動物で多く報告されており、植物ではカンサイタンポポに対するセイ
ヨウタンポポなどで知られています。セミナーの前半では、繁殖干渉の概念から
始まり、植物での例など、分かりやすく紹介していただきました。もう一点、西
田先生は、文学部を卒業されてからNHKに就職したのちに大学に戻られ植物の
生態や分類の研究をされたというユニークな経歴です。セミナーの後半では学部
学生にいろいろとアドバイスもいただきました。
植物系以外もふくめ複数の研究室から30名近い教員?学生が参加し、学生から
もかなりふみこんだ内容の質問もあり、活発なセミナーとなりました。
セミナーの様子.教員?学生30名ほどが参加しました。
大学での研究は研究室内だけではなく、国内や世界の研究室ともつながって行われています。生命科学コースの学生たちは、学会などにも参加?発表することもありますが、このように学部からのゲストによるセミナーにも参加して先端的な研究にふれることができます。研究の世界は、広くてそして深いです。生命科学コースではこのような機会を増やしていきたいと考えています。なお、このセミナーは3年生科目?応用生命科学実験の中の一コマを使って開催されました。
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