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卒業生たちが社会でどのように活躍しているかを紹介する“【生命環境学科生命科学コース】卒業生の声"、今回は八木研究室から卒業生の声をご紹介します。
今回は、(株)日本メカトロンに勤務されている 福永 晃 さんです。
福永 晃さん(大阪府立 布施 高等学校卒 2016年生命環境学部生命科学科卒業)
Q 今はどういうお仕事をされていますか?
計測制御ソフトウェア開発の会社でシステムエンジニアとして勤務しています。
お客様に新たにシステムを導入していただくために、お客様が本当に必要としている機能の洗い出しや大きなシステムの場合はどの工程から導入を進めていくかなどの検討をしています。研究所等からの依頼も多くいただいており、大学時代の実験系の経験が役立っています。
Q 庄原キャンパスでの学生時代はどういうふうに過ごされてましたか?
バトミントン部に4年間所属していました。研究室配属後も研究の合間に打ち込んでいました。
Q 庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのようにいかせていますか?
私は,八木研究室で,鞭毛と呼ばれる細胞運動器官の機能を調べていました。具体的には,緑藻類のクラミドモナス使って,その鞭毛にあるタンパク質の設計図に相当する遺伝子を細胞外で増やし,それを元手に対応するタンパク質をたくさん合成しては,その性質を解析していました。 初め,なかなかうまくいかなかったのですが,今思えば,自分の手技にはかなり問題があったと思います。 失敗するたびに,どこに問題があったのか,それを修正して次にどう進めるべきか等を,八木先生とよく話し合いました。その経験から,「データを徹底的に考察する能力」が身についたと感じています。現在の 仕事,システムエンジニアには,お客様のニーズを読み取り、必要な機能を提案する能力が必須です。大学時代に苦労して身に着けた考察力は,現在の仕事で大いに役立っています。
Q 他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?広島から離れて広島への思いは?
庄原は自然が多いところが魅力的だと思います。 星が綺麗に見えるので,またあの星空を見たいな,とたまに思い出すことがあります。
Q 最後に何かひとこと
県立広島大学は3年生から研究室配属されますので、学部の間だけでも合計2年間も研究に携わることが出来ます。特に学部3年生の時に自分で勉強したことや講義で見聞きしたことを実際の実験の場で確かめることが出来たのは非常にためになる経験でした。生物系の研究に興味のある方は是非県立広島大学庄原キャンパスでの研究生活をお勧めします。
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