本文
2022年9月3日(土)から県立広島大学広島キャンパスで公開講座「応用情報学連続講座―情報学で何ができるのか―」を行いました。この講座では,高校生を対象に地域産業コース情報学分野の教員が,各専門分野の基礎や最近の話題をテーマに4回にわたって講義を行い,今回が最終回となります。
第4回講義(2022年9月24日(土))は,地域産業コース情報分野の折本寿子准教授が,テーマ「音で何ができる?」を講義しました。講義では,音の基礎知識を学び,音声認識,音声抽出,音診断について応用方法を学びました。高校生に協力してもらって音声認識の実験を行い,見事実験が成功しました。
講義最初に「どんな音を聞いてここまで来ましたか」と尋ね,講義後,初めに質問した「聞いてきた音」に対して,どんな応用方法があるかを尋ねたら
友達の声 → 体調がわかる
足音 → 人数がわかる
車の音 → 危険を伝える
など,さらに発展させることができる興味深い回答が返ってきました。
帰り道,音を聞きながらどんなことができるか考えてくれていたらうれしいです。
講義の最後に全4回の連続講座について授業アンケートに回答していただきました。自由記述欄では「難しい内容もあったが,情報学を身近に感じることができた」,「高校よりも長い授業だったが,あっという間に感じた」,「大学で学ぶのが楽しみになった」など様々なコメントをいただきました。
今後も受講生の学習へのモチベーションが上がるような講座を企画していきたいと思います。
講義の様子
講義終了後の質疑応答
これまでの講座の様子