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社会?経済の情勢が激しく変化している中で、大学生は、職業的?社会的に自立することを求められています。職業的?社会的自立には、社会や企業で求められる能力と、与えられた場所?仕事に適応し成長していく姿勢の二つが必要です。
そこで、県立広島大学では社会に出て活躍する人材を養成するため、学生支援型キャリア教育プログラムによって社会で必要となる能力の開発、姿勢?態度の育成に取り組んでいます。学生支援型キャリア教育プログラムは、正課のキャリア教育と正課外のキャリア形成支援事業からなります。
正課のキャリア教育は、以下のような科目を開講しています。「キャリアデベロップメント」では社会で必要となる能力について概説し、能力開発の方法を具体的に示します。「キャリアビジョン」は、文部科学省採択の『産業界ニーズに対応した教育改善?充実体制整備事業』の一環として開講していた広島プレミア科目の要素を導入し、グローバル化する社会で必要となる論理的思考やチームビルディングについて講義します。実際の授業では、グローバル商品企画をテーマとしたグループワークに取り組み、最終成果である企画案のプレゼンテーションを行います。「インターンシップ」では13回におよぶ実践的な事前教育と企業?団体等における研修によって、企業や社会で必要となる能力、組織で必要となる姿勢?態度を養成します。
正課外のキャリア形成支援プログラムとしては、キャリア形成支援事業と就職支援事業があります。キャリア形成支援事業としては、キャリア形成の意識を醸成するための講演会?シンポジウムや企業見学を実施しています。就職支援事業としては、就職ガイダンス、キャリアアドバイザーによる相談、企業の方をお招きしての業界研究会、学内で実施する「企業と学生の合同就職懇談会」などを実施しています。
このようなプログラムによって学生の職業的?社会的自立を促し、実践的に行動できる人材を養成していく所存ですので、今後とも各方面の皆様方のご協力とご支援をお願いいたします。
キャリアセンター長 原田 淳