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福永研究室 4年生
私たちが所属している福永研究室について紹介します。
福永研では、植物(雑穀のひとつアワやその祖先野生種エノコログサ)を用いて形質や遺伝子などについての研究をしています。春先から秋にかけて、実験に使用するこれら植物を農場で大量に栽培しており、毎日の水やりなどで気持ちのいい汗を流しています。雑草の処理、殺虫剤の散布もします。これらの植物のお世話をしつつ、穂の形や茎の色、茎の数などといった個体ごとのデータを収集しています。さらに葉を採取してDNAを抽出し、様々な実験に使用しています。また、実験の待ち時間や農場に行く際、庄原キャンパスに住み着いている動物たちを見て癒されています。
先日、育種学会の中国地域談話会(オンライン)に福永研から2名参加してポスター発表をさせていただきました。初めての学会参加だったので緊張しましたが、無事に発表をやりきることができました。2年近く遺伝学や育種学に関する実験を行っていたことで、岡山大学や鳥取大学などの他大学の発表では、研究材料は違いますが行われている実験や解析方法などについて、理解しながら聴くことができました。これも卒論研究2年間の成長によるものです。他大学の同じ4年生の発表を聴くのは刺激にもなりました。