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卒業生たちが社会でどのように活躍しているかを紹介する“【生命環境学科生命科学コース】卒業生の声"を昨年から不定期で連載しています。今回は,八木研究室(分子機械学研究室)の卒業生(その3)です。
波佐 聖那さん(下関西高等学校 2017年生命環境学部生命科学科卒業)
今はどういうお仕事をされていますか。
公立中学校で教員をしています。担当教科は理科です。
庄原キャンパスでの学生時代はどういう風に過ごされていましたか。
教員免許を取得するために友人と共に教職科目の勉強に取り組んでいました。通常の科目に加えて、教職に関する科目の単位を取得しなければならないので、休日に特別講義があることがあり、少し大変です。4年生には、卒論を本格的に進めていくなかで教育実習もあるのでしっかり計画を立てて進めて行く必要があります。
また、研究室ではクラミドモナスの鞭毛の研究をしました。鞭毛を構成している構造のうち「ダイニン」に着目しました。いくつかの変異株を用いて、ダイニンの働きの違いを調べていくには、精度の高いダイニンを集める必要があります。精製していく過程でロスしてしまうので実験に使う段階になるととても少なくなってしまいます。精製過程を省き、より効率良く研究を進めることができるのではないかということで、ダイニンの働きを調べる新規の方法を確立させるため日々研究に取り組んでいました。
庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのようにいかせてますか。
庄原キャンパスでは、中学校と高校の理科の免許を取得することが出来ます。教職科目の授業の単位を追加で履修しなければならないので、土日や長期休暇にも授業があることがあります。実習もあり、大変なことは多いですが同じ目標を持った友人たちと共に頑張ることが出来たので、無事に私は両方の免許を取得することができました。中学校で学習する内容も自分が中学生の時とは大きく変わっており、高校で学習していた内容を取り扱ったりしています。
大学での学びのおかげで、教え方の幅を広げることが出来ていると感じています。
他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか。広島から離れて広島への思いは?
大自然に囲まれていて、冬には雪もたくさん降る地域だったので地元では体験できないことをたくさん体験することが出来ました。
他県から進学してきた人が多いので、他県の友人も増えました。広島を第2のふるさとだと感じるくらい大好きな場所です。
最後に何かひとこと。
受験勉強で大変だと思いますが、大学生になったら楽しいことがたくさん待っています!希望する大学で、大学生活を送ることができるように最後まで頑張り抜いてください。
八木研究室では,細胞が運動するメカニズムを調べています。生命がもつ特徴の一つは自発的に動くことです。「どうして動けるのか」,そこに興味を持って日々研究を進めていますが,この分野はヒトの遺伝病の研究にも関わっています。ご関心のある方はホームページをのぞいてみてください。
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