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平成26年11月15日(土)に,平成26年度「イノベーション技術経営プログラム」第3日目を開講しました。この日は県内企業の実務家による「現場のイノベーション」をテーマとした講義を一般の方にも公開し,多数参加いただきました。
第6回は,福山市にあるシンコー株式会社の代表取締役社長岩瀬茂揮氏を講師にお迎えして,現場でのイノベーション実践事例として,新しいビジネス商品「オショカジ」(和尚様のカジュアルファッション)を「bon.」ブランドで展開する同社の「小さな会社」なりのブランド戦略奮闘記をお話しいただきました。岩瀬氏は,会社の事業ドメインをコア商品の染料販売から「カラーカンパニー」に拡大するとともに,商品ターゲットを「ありえないほど絞り込む」ことにより,「色+商品+ワクワク」という新たなビジョンを設定し,新人事制度,新組織形態の導入など,ビジョン実現に向けた挑戦を続けておられます。
講師 シンコー株式会社 | 講義風景1 講義に聞き入る受講生の様子 |
オショカジ1 講師自らが「オショカジ」ファッションを披露しました | オショカジ2 事務局職員も「オショカジ」を身にまといました |
第7回は,岩瀬氏のお話をベースに,シンコーのブランド戦略,ビジネスモデル,イノベーションの視点,社長のリーダーシップについて受講生各自が考え,グループで討議しました。
講義風景2 本講座メイン講師 | 講義風景3 討議内容を発表し,板書にてまとめました |
受講生からは,「実践的でとても分かりやすかった」「いままでになかった組み合わせで,新たな発信をしていくなど考えさせられた」「コア技術をベースに顧客にワクワク感を提供する理念は参考になった」などの感想があり,大胆な発想とそれを実現する行動力が大いに参考になったようでした。
次は,11月29日(土)の第8回,第9回の講義の様子を紹介します。
【参考】
当該講座の募集時の資料をご覧になりたい方は,こちらで御確認ください。
→ 平成26年度「イノベーション技術経営プログラム」 募集要項