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中垣研究室での取り組み
〔取り組みテーマ:がん看護 看護基礎教育〕
これまで主に,がん看護と看護基礎教育に関する研究を行ってきました。
がん看護では,乳がんに罹患し外来通院しながら放射線治療や化学療法を受ける患者への看護実践について研究を行ってきました。現在は,ストーマを造設した高齢者の退院後の生活を支えるための看護援助について研究をしています。わが国では,2025年を目途に,住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう地域包括ケアシステムの構築が推進されています。ストーマをもちながら住みなれた地域で自分らしく暮らすためには,ストーマケアの確立が肝要となるため,在宅におけるストーマケア確立に向けた看護実践モデルの開発に取り組んでいます。
看護基礎教育に関する研究では,動画補助教材を活用した看護技術やアクティブ?ラーニングの手法である問題解決型学習法(PBL;Project Based Learning)やチーム基盤型学習法(TBL;Team Based Learning)を用いた授業,臨地実習等の学修成果を評価してきました。そして,評価した内容を基に,授業改善に取り組んでいます。
〔これまでの研究〕
専門分野 :がん看護,急性期看護,看護基礎教育
キーワード:がん看護,放射線療法,乳房温存術後患者,集学的治療,看護技術,アクティブ?ラーニング,手術室実習,学習内容,急性期看護実習
これまでの研究業績は研究者紹介(中垣 和子)をご覧ください
学部ゼミ
〔過去の卒業研究〕
年度 |
研究テーマ |
2022 |
術後肺がん患者の身体的苦痛に対する看護援助 高齢の人工肛門造設者の造設決定から退院後の思い 生体間腎移植術におけるドナーの心理的体験 |
2021 |
人工肛門造設患者のストーマの受容 集中治療を受ける患者の情緒的体験 胃がん術後患者が食生活の中で感じる困難感 |
2020 |
緊急入院で集中治療を受ける患者の家族への看護実践 |
2019 |
周術期における患者の不安に対する手術室看護師の判断と実践 |
2018 |
人工肛門造設高齢者の在宅ストーマケア確立に向けた看護 |
2017 |
消化器がん手術を受けた患者の食を支える援助の研究 |
2016 |
開胸?開腹手術を受けた患者に対する術後早期離床の看護援助の現状と課題 |