環境科学科では,講義と対応した多くの学生実験が配置されています。学部3年生前期に行われる「水環境工学実験」では,水環境管理工学や環境水理学,微生物学等の講義に関連した実験を行います。主として環境工学分野に関する様々な現象の物理学?化学?微生物学的な分析や評価を行うために,必要な知識?技術を習得します。
5月17, 18日は有馬寿英助教が担当し,「活性汚泥からのDNA抽出とPCR法を利用した微生物検出」についての実験を行いました。活性汚泥中には,様々な微生物などが存在し,物質の変換?分解を行っています。今回の実験では,活性汚泥から微生物などに由来するDNAを抽出し,そのDNAを用いて,PCR法による特定遺伝子の増幅をさせることによって,DNAレベルでの微生物検出を行いました。これらの実験により得られた結果などに関しては,レポートとして取りまとめることになっています。なお,これで水環境工学実験は終了し,次は機器分析化学実験に移ります。
(実験風景)
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