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【食品資源フィールド科学演習】2019年度も演習を実施しました。

印刷用ページを表示する 2019年9月15日更新

中四国地区大学間連携フィールド演習の食品資源フィールド科学演習を開講

 中国?四国地区大学間連携フィールド演習の一環である、食品資源フィールド科学演習を今年も当センターで開講しました(9月10日~9月13日)。本年度で6回目(昨年は中止)になります。本学及び広島大学、岡山大学、山口大学、島根大学、鳥取大学、愛媛大学、高知大学から31名の学生が受講しました。初日は当センターの野菜と果樹(主にリンゴ)栽培の見学と収穫や品質分析の実験を行いました。2日目は食品の機能性,加工(パン),6次産業化について学習。3日目は学外見学を行いました。最終日は学生たちの提言を6班に分かれて発表いただきました。今年は学生の質疑応答が特に活発で感心しました。高い意識を持って参加してくれたようです。果実や野菜のおみやげを渡し、名残惜しんでお別れしました。
 初日(9月10日)は午後1時に開講しました。ガイダンスの後、野菜、果樹栽培等の1次産業について学習し、収穫も行いました。野菜ではナスやトマトの収穫、空中栽培、リンゴでは交配親和性、作業分散等を説明しました。リンゴの糖度測定の実験も楽しく学習できたように思います。翌日の機能性分析の試料の作成も行いました。夕方はバーベーキューで交流です。
初日は1次産業 栽培分野を中心に演習
りんごの糖度測定 バーベキュー
 2日目(9月11日)は主に2次産業の学習でした。最初にリンゴの抗酸化力の測定実験を行いました。次に加工品づくりの学習として、地元のパン加工のプロに指導していただきメロンパンや米粉ピザ等を作成しました。最後に、翌日の学外研修に向けた講義も受けました。
パン加工
3日目は学外研修でした。中山間地域で6次産業化がどのように進められているのか,現場の方々から学びます。三次市の株式会社 福田農場は米価が低迷する中,米の高付加価値化を目指して米粉パンを製造販売しています。庄原市の道の駅たかのは,豪雪地帯である庄原市高野町が中国横断自動車道尾道松江線の開通を機に,道の駅を中心に「高野の逸品」づくり事業を展開してきました。青才りんご園は家族経営のりんご園でありながら,観光りんご園と加工を行っています。帰ってからは各班に分かれて見学先についての意見交換を行い,明日のプレゼンテーションに向けてのとりまとめを行いました。夕食は地元,山内地区の「里山の夢」をごはんとして,庄原の街中で人気のあるカレー屋さんのルーにフィールド産夏野菜を加えたカレーライスをいただきました。
講義 見学(福田農場 道の駅たかの 青才りんご園)
青才りんご園 カレー。
4日目最終日は午前中は提言についてのとりまとめの続き、午後は発表となりました。発表は質疑応答が活発で頼もしかったです。
最後のプレゼン