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田井教授の論文が国際誌International Journal of Molecular Sciencesに掲載されました。
以下、論文情報と要旨です。
Miura K, Haraguchi M, Ito H, Tai A
Potential antitumor activity of 2-O-a-D-glucopyranosyl-6-O-(2-pentylheptanoyl)-L-ascorbic acid.
International Journal of Molecular Sciences, 2018, 19, 535
要旨:
高濃度ビタミンC点滴療法は近年注目されている新しいがんの治療法の一つです。副作用が少ない一方で、大量のビタミンCを投与することから腎臓への負担が懸念される問題があります。そこで、少ない量で高い治療効果を発揮するビタミンC誘導体の探索が期待されています。本研究により、当研究室で開発した親油性安定型ビタミンC誘導体である2-O-a-D-glucopyranosyl-6-O-(2-pentylheptanoyl)-L-ascorbic acidが、ビタミンCよりも低用量で抗がん作用を発揮することを見出しました。