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本学科の名誉教授?黒柳正典先生のご著書「植物 奇跡の化学工場―光合成、菌との共生から有毒物質まで」が築地書館より刊行されました。
黒柳正典 「植物 奇跡の化学工場―光合成、菌との共生から有毒物質まで」 築地書館
築地書館ホームページより、
「地球生命を支える光合成から、成長に関わるホルモンや、
外敵?競争相手に対抗するための他感作用物質、
繁殖のための色素や甘味物質の生産、
私たちが薬品として利用する有毒物質など、
植物が生み出す驚きの化学物質と、巧妙な生存戦略を徹底解説。
植物を化学の視点で解き明かす。」
黒柳先生より
「何故植物はこれほど多数の、そして多彩な有機化合物を生合成するのだろうかと、植物にとっての天然物の意味を述べる書物は比較的少ないと感じておりました。そこで、植物成分の生合成は、植物が厳しい自然を生き抜くための化学戦略であるとの視点で本書をまとめてみました。」
本学の講義科目でも、基礎植物生理学や生物資源化学(天然物有機化学)と関わりの深い 内容です。
黒柳正典先生は、1998年から2009年まで本学の教授をつとめられ、ご退職後、名誉教授になられました。
ご専門は生薬学、天然物有機化学、有機立体化学です。