2016年11月13日広島大学生物生産学部において実施されたグローバル サイエンス キャンパス(GSC)広島の農業分野で生命科学科の津田治敏准教授が「カスピ海ヨーグルトの粘物質は何か」と題した演習を担当しました。
この事業は、理系の各分野(物理、化学、生物、地学、情報、農業)に興味を持つ高校生を対象にHop, Step, Jump の段階を踏んで異分野セミナー、課題研究、科学英語セミナー、あるいは国際発表などを体験して科学の力をレベルアップ(人材育成)する試みで広島大学が主体となり、県立広島大学や広島市立大学、近畿大学工学部がアジア拠点コンソーシアムを形成して昨年度よりはじまった取組です。
昨日の演習は、その Step Stage にあたるもので、県内の農業分野に関心のある7名の高校生が参加して実施されました。「カスピ海ヨーグルト」は独特のクリーミーな食感をもっていますが、その原因物質を粗抽出し、複数の染色法により糖質であることを推察するという実験でした。生徒の皆さんは、なれない器具を使ったりで大変でしたが、ヨーグルトを実際に食べ比べたり、最後にはいろいろな疑問が出て楽しいひとときでした。12月18日(日)には、甲村准教授によるコメの食味などに関する演習が実施の予定です。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)