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庄原キャンパスでは、卒業研究の期間が2年間設けられています。その間、研究室で、思う存分実験などの研究活動が行えます(そのかわり教員の忙しさは尋常ではありませんが...)。実際に手を動かすことで、講義の内容もより深く理解できるようになります。多くの大学では卒業研究期間は1年間だけですので、大学院に進学するにせよ就職するにせよ、県大生は、他大学の学生に比べて多くの研究の経験を携えて次のステップに臨むことができます。
その2年間の第一歩が始まりました。各研究室は3年生を新たに迎え、実験を行うためのトレーニングに励んでいます。生命科学科の阿部研究室では、ウシやマウスの卵子を用い、様々な条件下で体外培養や凍結保存を行うことで生存率の高い処理法を開発しています。3年前期の半年間で、こうした基本的な実験(卵子?器官の採取,培養,組織切片の作製,染色など)を体験し、希望する卒論テーマを絞り込んでいきます。
ウシ卵巣から卵子を吸引し,実体顕微鏡下で卵子を採取しています 培養後に卵子を核染色し,減数分裂のステージを判定しています