環境科学科の研究室開放の様子
庄原キャンパスのオープンキャンパスにおいて、
環境科学科からは8研究室が研究室開放を行い、多数のご来場をいただきました。
それぞれの研究室の概要と、その際の写真を紹介いたします。
【加藤研究室】 生活の中の放射線と放射能
生活環境中の放射線被ばくとその影響について説明しました。
放射線の霧箱による観察,環境放射線の線量率と環境試料の放射能の簡単な測定を行いました。
【西村研究室】 考えてみよう!「環境保全を科学するってどういう事?」
当研究室では,環境を分析するための手法や機材の一部について紹介しました。
また,簡単な水質分析を体験してもらい,水の汚れについて解説しました。
研究紹介を通して「環境保全を科学する」ことについて考えました。
【原田研究室】 微生物及びバイオマスを活用した資源回収
微生物を活用した農業廃物の資源化や処理についてや、
バイオマスを活用した資源の回収に関する展示を行いました。
【青柳研究室】 石油に代わる炭素資源を里山でさがそう!
植物から石油に代わる資源が得られる?
植物は光合成で二酸化炭素と水から石油に代わりうる固体の物質を作り出します。
これらの物質を化学原料とする研究を行っています。
実験室では植物をパルプ化する工程(紙すき)や、
主成分の一つ「リグニン」素材を用いた「沈まない紙の船」(現場作成)を実演しました。
【小林研究室】 CO2排出量を見える化し、削減策を考えてみよう!
CO2 排出量等の様々な環境影響物質を見える化(定量化)する,
ライフサイクルアセスメント(LCA)に関する研究,LCA を活用した資源循環?環境負荷削減策の提案をしています。
研究室開放では、研究内容や,成果の社会への反映等について紹介しました。
【崎田研究室】 埋立とリサイクル -都市ごみ焼却灰を対象に-
当研究室では,廃棄物処理?処分,リサイクルに関する研究内容をパネルで紹介するとともに,
実際の都市ごみ焼却灰や浸出水(廃棄物埋立層から出てくる汚水)等を見ていただきました。
研究室の3, 4年生が,未来の後輩のために分かりやすく説明しました。
【西本研究室】 環境試料中の鉄の測定
有明海では赤潮の発生件数が増えるなど問題となっています。
赤潮に鉄が関与している可能性が指摘されるようになってきており,私たちはその鉄がどこから来るのかを研究しています。
今回の研究室開放では実際に鉄を測る様子をご覧いただきました。
【橋本研究室】 水系感染症の原因微生物を見てみよう
本研究室では,水系感染症の原因となる微生物の消毒や検査法について研究を行っています。
感染症の原因となる微生物(原虫やレジオネラ菌),その汚染指標となる腸内細菌(大腸菌やウェルシュ菌)の特徴や特性を
顕微鏡や培養などで観察して,水系感染症や飲料水の微生物学的な安全性について考えました(安全に滅菌した標本で観察します)。