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参加学生氏名 | 岡本 悠莉さん |
オースティンピー州立大学では,「International marketing」「Drawing」「Business」「Economics」の4つの授業を個人的に取っていました。その中でも私が特に楽しく受けたのは「International marketing」です。「International marketing」では,マーケティングとは何か?という基礎的な所から,商品をグローバルに展開する方法について詳しく学ぶことができました。県立広島大学の経営学科で学んだ,マーケティングの4P分析やSTP分析など,復習となるような内容を英語でたくさん学べ,それらの分析方法をグローバルに活用するにはどうしたらよいかまで考えられるようになりました。アメリカは本当に「Melting pot」で,違う国籍やバックグラウンドを持つ方がいる中で授業を受け,価値観や考え方の幅が大きく広がったと思います。特に,この授業ではグローバルな感覚を持つことが目標として設定されていました。アメリカに留学しながらカナダで商品をマーケティングする方法を考えるなど,アメリカに限らず「海外」でのビジネスについて考える良いきっかけになりました。
アメリカでは私は「外国人」であったので,プレゼンテーションをクラス内でする時などは現地生の足を引っ張らないよう必死で取り組みました。現地生はとても優しく,外国人である私を対等に,アメリカ人として扱ってくれていると感じました。英語で授業やプロジェクトについていくのは想像以上に大変で,たくさん緊張したり苦労したりしましたが,その経験を乗り越えた今,「私は何だってできる」と自然と思えるようになりました。
留学を通して得たものは,そう言ったメンタル面だけでなく,英語力(特にスピーキングとリスニング)の伸びも感じました。私は,このことから語学は時間をかければいくらでも上達できるものだと確信したので,これからも自分なりの目標を設定し,ネイティブの英語に近づいていきたいです。
また,海外経験の浅い私は,この留学が今までの人生で最長の海外生活でした。4か月海外経験をしてみて,色々な新しい出会いがあり,国に対しての今までと異なる新しいイメージを持ちました。そのことから,自分の行ったことのない国について理解するためには,それなりの期間,それなりの人達と出会い,交流する必要があるということを学びました。
私はアメリカ以外にも死ぬまでに出来るだけたくさんの国に行ってみたいと考えています。このアメリカ留学を通して海外に長期間自分の力で住み,人と交流することはものすごく価値のあることだと実感しました。そして,語学に限らず,何でも目的や目標を持って取り組み,それを達成していくことは自分を成長させてくれることだと思うので,これから社会人になるにあたって大切にしたいです。