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海外留学体験談【長期留学】

東フィンランド大学(フィンランド)

 
参加学生氏名 岩本 日香里さん
所属 地域創生学科 地域文化コース
留学年次 3年次
期間

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 秋学期に取ったフィンランド語の続きの授業を取りました。「分格」という日本語にも英語にも当てはまらないような文法があり難しいです。グループで相談しながら翻訳することでまったく理解出来なかった文章が少しずつ読めるようになっています。 前期と違い,会話練習もあるので楽しいです。

 この大学では,レクチャー形式の授業より,課題が渡されてそれについてグループで話し合ったり調べたりして解決する授業が多いです。だから,自分達でしっかり予定を立てて課題に取り組まなければいけません。 British studiesですら,各々が課題資料を読んでグループで問いに答えていき,全体の授業で発表する形でした。自分の意見を話さないといけないので緊張はしますが,グループのメンバーは前向きに聞いてくれるのでやりがいがあります。東フィンランド大学には出身も年齢も違うさまざまなバックグラウンドを持つ学生が集まるため,多様な視点や価値観から物事を知ることができました。

 また,個人的に友達に一対一で日本語を教えています。英語を媒介語としていて難しいですが,英語の練習にも日本語を教える練習にもなります。さらに日本語や文化を広めたいと思い, language cafe という制度を使い小規模なグループで日本語教室を始めます。まだ打ち合わせ段階ですが,楽しみです。

 普段の生活について,寒いしずっと曇っていて日照時間も短いので気持ちも暗くなりがちで辛いときもありますが,仲のいい友達と話すと気持ちが明るくなりました。授業だけでなく,外に出る予定を作ることが大切だと思いました。アパートから学校や町の中心部まで歩くと 40 分ほどかかるので,中古で自転車を買いました。Facebookで町の中古品販売グループで買ったのでレンタルするよりも安くすみました。また,一定時間だけ使って乗り捨てる電動キックボードや自転車が町中にあり,使っている人もよく見ます。この町で生活するには自転車は必須だと思いました。大雪でも自転車に乗っている人はたくさんいます。私も 11 月までは自転車で通学していましたが,危ないのでバスに変更しました。

 除雪車がずっと稼働しているので歩くことはできますが,ずっと雪が降っているのですぐ積もります。マイナス 20 ℃の日もあれば 1 ℃まで気温が上がる日もあるので,雪が溶けたり凍ったりして危ないです。

 旅行について,地域によって雰囲気は少しずつ違いますが,シェンゲン圏内は入国審査が無いので国境がない感じがします。自分で予定を細かく立ててチケットを手配することが好きで得意だとわかりました。日本でも一人旅はしたことがなかったのに,ヨーロッパなら一人旅でどこへでも行ける自信がつきました。 せっかくヨーロッパまで留学にきたのだから,いろいろな所に行っていろ いろな経験をし,外向的な日々を過ごそうということを目標にしています。

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