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学術講演会を開催しました
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2017年11月30日更新
11月24日(金曜日)に県立広島大学学術講演会を庄原キャンパスの大講義室で開催しました。(本学主催,しょうばら産学官連携推進機構共催)
「DNAが語る日本人の起源」というタイトルで国立科学博物館 篠田謙一副館長が講演しました。最初に東京の旧切支丹屋敷から出てきた人骨の同定にDNA分析が如何に使われたかを紹介し,その後,日本人のルーツを探る議論となりました。考古学の成果とDNA分析でわかることを比較しつつ,縄文人が来て,その後に弥生人が来たという単純な理解ではうまく説明できないこと,日本という地理的境界ではうまく当時の人の流れを理解できないことを解説しました。
学生,市民,教職員を含めて118名(市民の方が38名)の聴講があり,学生,市民から質問も出て,知的刺激に満ちた講演会となりました。
学術講演会の様子1 学術講演会の様子2