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現役大学院の声-米村先生研究室紹介(2人目の声)

印刷用ページを表示する 2024年5月31日更新

現役大学院の声-研究室紹介(その7.2) (米村先生研究室)

2423007 谷口南帆



1.研究室の紹介

 私は大気環境科学研究室(米村研究室)に所属しています。この研究室では,大気環境に関する様々な研究が行われております。例えば生分解性プラスチックの分解過程に関する研究やN2Oガスの土壌からの放出過程に関する研究,ミミズの呼吸量測定に関する研究,気象に関する研究等,幅広いテーマがあります。これらの多くは,当研究室にあるガス交換量測定システムを用いて実験が行われております。土壌からのガス交換をテーマとするものが多いですが,その土壌は,庄原キャンパスの土壌はもちろん,鳥取砂丘や静岡県の茶園,インドネシア,北極域の土壌など,国内外様々なものを用いて実験が行われています。

当研究室では,大学の外部に赴いてサンプリング等の研究をしたり,学会発表をしたり,技術研修などの学習の機会があります。実際に私も,学部4年で研究発表をして,今年度には鳥取砂丘や北極域にサンプリングをする機会をいただいております。

大気環境に興味のある方,大学内外で多くの事を学びたい方にピッタリな研究室だと思います。



2.後輩へのメッセージ(院進のすすめ)

 大学院へ進学するメリットは,大きく3つあります。1つ目は学部での2年間より深い研究ができることです。研究の経験を2年間積んで,知識も増えたからこそ多くの疑問が生まれ,その疑問を解決するために更なる研究を行うことができます。2つ目は長期的な研究計画を立てることができることです。学部での2年間しか行わない場合,その限られた時間で研究テーマを決め,それに必要な知識や技術を習得し,実験を行って論文を書くという工程を行わなければいけず,研究に費やす時間は意外と短いです。それが大学院に行くことで研究の時間を増やすことができます。実際に私は学部4年の初めから2年間の研究を主で行わせていただいております。3つ目は自身の要領を良くすることができるところです。大学院に行くと同時にいくつかの手法で研究を行ったり,様々な書類に追われたりと,抱えるタスクの量が増えます。これをこなせるようになることで,社会人になったときに優位になることができます。大学院での2年間は,将来の自分にとって有益な時間になると思います。