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現役大学院の声-研究室紹介(その4 (阿部先生研究室)
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2024年5月31日更新
(1) 研究室紹介
阿部研究室
当研究室では、マウスやウシ、イヌなどさまざまな動物種の卵子や精子を用いて、保存や培養などの生殖工学技術(生殖補助技術)の開発を進めています。これは、ヒトの不妊治療や動物生産、希少動物の保護など幅広く貢献できる研究です。私はイヌの卵子を体外培養によって成熟させ、受精可能な状態にする技術の開発をしています。不足する盲導犬などの生産に加えて、ペット産業の問題として提起されている無計画な大量繁殖を減らすことが期待されます。
また、当研究室では、胚培養士(体外授精などの生殖補助医療を行う技術者)を目指すことができます。不妊に悩むカップルが近年増加しており、少子化が進む日本において、生殖補助医療の重要性が増し、高い技術を持った胚培養士の需要が高まっています。当研究室での研究を通して、優れた胚培養士になるための実践的な技術や知識を習得可能です。
研究室では研究を行うだけではありません。当研究室ではバーベキューや旅行など、年間を通してたくさんのイベントがあり、メンバー同士の仲が良いのが自慢です。特に、毎年秋に行われる「芋煮会」では、阿部先生の地元である山形県の郷土料理「芋煮」を作ります。研究室は明るい雰囲気で、毎日メンバーと楽しく過ごしています。
(研究室メンバーと芋煮の写真)
(2) 大学院のすすめ
私はイヌの卵子を体外培養によって成熟させ、受精可能な状態にする技術の開発をしています。この技術はウシやブタなど多くの哺乳動物で高い成熟率が出ている一方で、イヌは極めて低いのが現状です。それにはイヌ独特のメカニズムが関係していることが明らかになっていますが、成熟率を高めるための方法は未確立です。私は大学3年生の時に研究室へ配属され、この研究を進めてきました。研究は難しいことが多く大変ですが、まだ誰も成功していない課題の解決に向けて試行錯誤するのはとても面白かったです。2年間の卒業研究を通して、強く感じたのは「時間が足りない」ということです。卒業研究に与えられた2年という期間はあっという間で、まだやってみたいことがたくさん残っていました。そのため私は、大学院に進学することで、研究できる期間を延ばし、さらに深い部分まで研究したいと考え、進学を決めました。大学院では、学生生活の多くの時間を研究にあてることができるため、毎日とても充実しています。また、大学院生として、研究室の後輩をサポートする役割も担います。大学院での活動を通して、自身の研究分野に対する専門性をさらに高めることができ、優れた研究者になるための幅広い力が習得できると考えています。研究が楽しい?面白いと感じている方は是非大学院への進学を考えてみてください。
(実験に使用する機器の写真)
阿部研究室
当研究室では、マウスやウシ、イヌなどさまざまな動物種の卵子や精子を用いて、保存や培養などの生殖工学技術(生殖補助技術)の開発を進めています。これは、ヒトの不妊治療や動物生産、希少動物の保護など幅広く貢献できる研究です。私はイヌの卵子を体外培養によって成熟させ、受精可能な状態にする技術の開発をしています。不足する盲導犬などの生産に加えて、ペット産業の問題として提起されている無計画な大量繁殖を減らすことが期待されます。
また、当研究室では、胚培養士(体外授精などの生殖補助医療を行う技術者)を目指すことができます。不妊に悩むカップルが近年増加しており、少子化が進む日本において、生殖補助医療の重要性が増し、高い技術を持った胚培養士の需要が高まっています。当研究室での研究を通して、優れた胚培養士になるための実践的な技術や知識を習得可能です。
研究室では研究を行うだけではありません。当研究室ではバーベキューや旅行など、年間を通してたくさんのイベントがあり、メンバー同士の仲が良いのが自慢です。特に、毎年秋に行われる「芋煮会」では、阿部先生の地元である山形県の郷土料理「芋煮」を作ります。研究室は明るい雰囲気で、毎日メンバーと楽しく過ごしています。
(研究室メンバーと芋煮の写真)
(2) 大学院のすすめ
私はイヌの卵子を体外培養によって成熟させ、受精可能な状態にする技術の開発をしています。この技術はウシやブタなど多くの哺乳動物で高い成熟率が出ている一方で、イヌは極めて低いのが現状です。それにはイヌ独特のメカニズムが関係していることが明らかになっていますが、成熟率を高めるための方法は未確立です。私は大学3年生の時に研究室へ配属され、この研究を進めてきました。研究は難しいことが多く大変ですが、まだ誰も成功していない課題の解決に向けて試行錯誤するのはとても面白かったです。2年間の卒業研究を通して、強く感じたのは「時間が足りない」ということです。卒業研究に与えられた2年という期間はあっという間で、まだやってみたいことがたくさん残っていました。そのため私は、大学院に進学することで、研究できる期間を延ばし、さらに深い部分まで研究したいと考え、進学を決めました。大学院では、学生生活の多くの時間を研究にあてることができるため、毎日とても充実しています。また、大学院生として、研究室の後輩をサポートする役割も担います。大学院での活動を通して、自身の研究分野に対する専門性をさらに高めることができ、優れた研究者になるための幅広い力が習得できると考えています。研究が楽しい?面白いと感じている方は是非大学院への進学を考えてみてください。
(実験に使用する機器の写真)