本文
海外留学体験談 【短期海外研修】
ソウル市立大学校インターナショナルサマースクール (韓国)
参加学生氏名 | 今崎 香織 |
---|---|
所属 | 人間文化学部 国際文化学科 |
参加年次 | 2年次 |
期間 | 2012年8月6日~8月20日 (約2週間) |
私がソウル市立大学サマースクールに参加した目的は、韓国語の上達と韓国人学生と交流である。この二点を参加の目的としたのは、サマースクールに参加する一年前に大学主催のソウル市立大学研修に参加し、韓国語の未熟さを痛感し、また、バディの韓国人学生との会話で刺激を受けたからである。
サマースクールは、午前中に韓国語のレベル別授業を受け、午後は韓国に関する分野に分かれて授業を受けた。私は、韓国語初級二、韓国のマスコミと大衆文化のクラスを受講した。まず、韓国語初級二のクラスは、ハングルや簡単な文章の読み書きはできることが前提で、日常会話文をクラスメイト同士で会話を通して覚えるという授業だった。宿題は毎時間出され、バディと会話することや質問をすること、または、日記を書くという作文課題が課せられた。次に、韓国のマスコミと大衆分野のクラスでは、韓国の新聞?雑誌?映画?ITに関することを学び、また、K-popアイドルの変遷や現状なども学び、KBS(日本のNHKにあたる)に見学へ行った。課題は、最後の送別会で踊るためのK-popのダンスをグループごとに完成させるというものだった。二つの授業を通して、韓国語を発声することとバディの返事や韓国語の音楽を聞くことを繰り返し行ったことで、韓国語の聞き取りがとてもできるようになった。また、日本人学生との共同作業が多かったので、韓国語の学習方法やその他の学生生活などを話したりすることができ、もっと自分も努力する必要があるなと考えさせられたことが印象的だった。
サマースクールでは、バディと日本人学生が共同生活をおくり、放課後や休日に組まれていた多くのプログラムに一緒に参加し、プログラムがない時でもバディがさまざまな計画を立ててソウル市内を案内してくれた。そのため、朝ごはんから、宿題の手伝いや観光、夜の会などほとんどをバディと過ごしたため、必然的に自分の韓国語を使って様々な要望や感謝を伝えなければならなかったので、サマースクールではバディと何とか会話しようと努力し続けた。辞書で単語を引きながらでも韓国語で伝えようとした努力が、韓国語の上達にサマースクールの様々な取り組みの中で一番効果的だったと考える。このサマースクールを通して学んだことは、何か伝えたいことがうまく話せない時でも何とか伝えようとして話す努力や根気が大事だということである。サマースクールを経験して国際交流に興味を持ち、留学生のバディとして活動している。そして、サマースクールの経験から、ただ手助けをするのではなく、たくさん留学生が日本語で話せるように最後まで話を聞こうとすることや会話を増やすことを意識して活動するといったバディ活動に生かしていきたいと考える。