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海外留学体験談 【短期海外研修】
シェフィールド大学英語教育センター夏期英語プログラム(イギリス)
参加学生氏名 | 山下 恵実 |
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所属 | 人間文化学部 国際文化学科 |
参加年次 | 3年次 |
期間 | 2013年8月9日~9月14日(約5週間) |
今回シェフィールド大学の夏期英語プログラムに参加しようと思った理由は、英語力の向上はもちろんのこと、もともと興味のあったイギリスの文化や歴史について、授業や本で得る情報だけではなく、自分の目で見て、現地の方から話を聞き、イギリスに関する知識を深めたいと思ったからです。
授業は、主にディスカッションやグループワークが重要視され、常に発言しやすい雰囲気でした。授業の内容は、英語の文法からイギリスの歴史、流行しているテレビ番組やパブについてなど様々な事柄がテーマとされ、興味をもって学ぶことができました。私のクラスには中国人、台湾人、リビア人など異なる国の人がいたため、授業を通してそれぞれの国の人の考え方や文化にも触れることができました。 特に印象深かったのは、イギリスの歴史?文化を学ぶ選択授業で、イギリス人が国王ヘンリー8世についてどう思っているのか読み取ったり、イギリスの伝統的なパブでどんな会話がされるか、どのように注文をするかをクイズ形式で学習したりと、日本ではなかなか得ることのできない知識を得ることができたことです。また、初めは発言や会話を重視される授業のスタイルにプレッシャーを感じたり、戸惑ったこともありましたが、授業の回数が増えるごとに自分の英語にも自信がついてきて、「発言したい、質問したい」と思うようになり、プログラムが終わる頃には疑問があったら迷わず聞けるようになっていました。1カ月という短い期間でしたが、自分なりに成長を感じることができたように思います。
また、ほぼ毎日開催される放課後の活動にも積極的に参加しました。私は、英語でクイズやゲームをして遊ぶ英会話クラブやバスケットボール、サッカー、学内オリンピックに参加しましたが、学校中の人たちが気軽に参加できるようになっているため、普段学校でなかなか話す機会がない人たちとも、放課後の活動を通して仲良くなり、とても良い体験となりました。特に印象に残っているのは、学内オリンピックです。1チーム10人ほどで、8チームに分かれてさまざまな種目をこなし、合計得点を競い合った。母国語がバラバラであっても、スポーツと英語を通して喜びや悲しみを共有でき、本当に良かったです。
今回の研修では、イギリスで英語を勉強したからこそ意味があったように思います。日本では英語を勉強していても普段の生活で発揮する機会が滅多にありませんが、イギリスではいつでも、どこへいっても私にとって勉強であり、発揮する機会が多くありました。分からないことも多かったのですが、その分多くの知識を吸収することができました。同時に、さまざまな場面で自分がどうしたいか、どう考えるかを問われることがあり、はっきりと自分の意見を伝える大切さを学びました。特に、さまざまな人種が集まる国イギリスで、私が日本人であること以外の個性を伝えるのはとても難しく、人の意見を聞くだけでなく、自分の意見も伝えることができ初めてコミュニケーションがとれたといえるのだと強く思いました。この研修を通して学んだことは、これからの進路に大きく役立つのではないかと思います。自分の考えをしっかり持ち、私のもつ個性をしっかり人に伝えていきたいです。