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環境科学科長メッセージ
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2019年4月10日更新
環境、それは「地球」のデザイン、「いのち」のデザイン
環境科学科長 大竹 才人
私たちの身の回りにある森?河川?海?陸地などの自然は、そこに住む多様な動物?植物?菌類の営みによって、あらゆる物質が滞りなく循環することで維持されています。この自然のしくみは、多様な生物が地球規模で巧みにバランスして成り立っており、私たちはその自然の恩恵を受けて生きているのです。
しかし人間活動の広がりは、その調和のとれた自然のしくみを、知らず知らずのうちに大きく崩しているのです。その結果、私たちは自然災害?公害?疫病などを始めとして、食料やエネルギーなどの様々な問題に直面することで、はじめて環境の重要さを思い知らされるのです。
持続可能な輝く未来に向けて、私たちが真に豊かな生活を送るためには、生態系の均衡を保ち、自然のしくみを上手に活用して、人間活動とのバランスの取れた解決法を社会に積極的に提案していくことが、より一層求められます。
それは誠実に自然と向き合い、地球上の「いのち」に敬意を払いながら、未来に向けて調和のとれた新たなデザインを必要とします。環境科学科では、環境の本質と正面から向き合うことで、社会が求める優秀な環境のプロフェッショナルを育成しています。