経営学科では毎年度後期,広島県を中心とする主要企業のトップマネジメントによるオムニバス形式の授業「経営学特別講義Ⅱ」を開講しています。本年度は「トップマネジメントが語る 企業の経営戦略と地域の未来」と題して,各企業の経営戦略や主要事業,地域貢献,求める社員像などについてお話しいただいており,学生にとっては「生きた経営学」が学べる機会となっています。
第7回目にあたる11月6日(金曜日)の講義では,広島県内を中心に「デザイン」を手法として地域?産業振興に取り組む株式会社地域デザイン研究所の納島正弘さんをお迎えし,デザインを通じた広島の企業や商品,商店街などの活性化についてのお話をお聞きしました。約70分間のお話に続き,7名の学生が「新しいアイデア(デザイン)を生み出すための工夫は?」や「提案したキャラクターのデザインが地域住民に反対された場合はどう対応したのか?」,「ゆるキャラとそうでないキャラクターの違いは何か?」といった質問を行い,納島さんに丁寧にご回答いただきました。
この授業は来年1月まで15回にわたり実施し,今後も人材育成業や旅行業,流通業,金融業,食品製造業,プロスポーツ企業などのお話を聞く計画です。学生たちが企業経営の実際を知り,経営に関する知識を身につけるとともに,キャリアデザインの意欲を高めることを期待しています。
商品や地域のデザインについて話す納島さん
納島さんの講義を聞く学生