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庄原キャンパスのある庄原市は,水と緑に恵まれた自然豊かな地域です。しかし,特産品が少なく,宿泊する観光客も多くないのが現状です。
そこで,藤田景子助教は,庄原市で生産したブドウからワインを造ることを目標にして、地域振興を目指しています。
ブドウは自然環境によって影響を受けやすい果樹のひとつです。そして,その影響はブドウからワインにしたときに「個性」となって表れます。しかし,ワイン用品種の中には,栽培環境が合わず病気に罹って枯死したり,手間がかかったり,色付きが悪かったりする品種もあります。現在,実験圃場で様々なワイン用品種を栽培して特性を調べ,庄原市を表現するワインとなる品種の選抜を進めています。