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荻田研究室では、植物細胞の持っている様々な性質の解明とその利用に関する研究を行っています。培養細胞は、植物の増殖や代謝能力を詳しく調べるのに役立ちますが、すべての植物種で簡単に誘導?増殖できるわけではありません。研究室では生長の早いタケや有用成分を含んでいる薬用植物など様々な植物種の新規細胞株を樹立してモデル化できるノウハウを蓄積しています。培養細胞の色や形、時には香りなどが日々変化するので観察するのがとても楽しみです。
上の写真は、荻田研究室が樹立してどなたでも活用できる培養細胞モデルとして理化学研究所に寄託してあるタケ(ハチク)の培養細胞Pn (rpc00047)です。下の写真は細胞壁を取り除いたPnプロトプラストです。