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平成31年2月22日(金)にサテライトキャンパスひろしまにおいて広島県「エゴマ」サミットを,広島県商工会連合会共催,広島県後援,ひろしま夢ぷらざ協力のもと,開催し,約100名の参加がありました。
本学の重点研究の学長プロジェクトで実施した「広島県産エゴマ油の成分分析及び安定供給技術の検討ならびに生理学的機能における疫学的調査(代表 保健福祉学部加藤洋司准教授)」の研究成果を発表するとともに,県内産のエゴマ油とその美味しい食べ方について紹介しました。
サミットの冒頭,ひろしま夢ぷらざで販売されているエゴマ油の広島県内事業者と個人((株)庄原市農林振興公社,世羅菜園(株),福富物産しゃくなげ館,有機農業家伊勢村文英氏)から自社もしくは自分の製品についてご紹介いただきました。 |
その後の研究成果の発表では,エゴマ油を長期摂取した場合,健康的に若さを保つことやうつへの効果の可能性が指摘され(加藤准教授),α-リノレン酸が福富産のエゴマ油では国内のエゴマ油の平均的数値に比べて10%高いこと(生命環境学部三苫好治教授)などが明らかになりました。この他,より良い保存方法(同三苫教授),連作の土壌への影響(生命環境学部甲村浩之准教授)について発表しました。 |
韓国のエゴマに関する食文化,エゴマ油販売におけるイノベーションの紹介(経営情報学部朴唯新准教授)に続いて,フードコーディネーターの佐々木有紀子氏が特別講演「キムチチゲ風ピリ辛豚汁」など4つのレシピを紹介しました。最後は,「エゴマ商品を美味しく健康的に食べよう!」というテーマのもと,油脂を専門とする生命環境学部山本幸弘准教授も加わり,研究成果やα-リノレン酸を減じない調理方法についてさらに詳しい話を行いました。フロアからはエゴマ油の摂取をブームに終わらせない方法等について質問があり,活発な質疑応答が行われました。なお,研究成果や商品紹介,レシピをまとめたパンフレット「エゴマの医食同源」は,数に限りがありますが,ひろしま夢プラザにてお配りしています。 |
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