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研究代表者 | 学部?学科 | 生命環境学部?生命科学科 |
職名 | 教授 | |
氏名 | 荻田 信二郎 | |
課題提案者 | 庄原市教育委員会 教育部 生涯学習課 | |
研究課題名 | 広島の地域資源: 天然記念物の樹木の保全と活用に関する研究 | |
研究の概要 | 備北地域には樹齢100‐400年の古木が数多くあり,地域社会に根ざした貴重な文化財として天然記念物に指定されています。対象樹木の老齢化に加え環境悪化によって対応が望まれており,本研究では,昨年度に引き続き,緊急対応が望まれる天然記念樹木の植物工学的な保全や育種研究(対象樹木の調査とクローン増殖)を実施すると共に(県大知の提供),貴重な文化財を将来に引き継ぐための教育や普及活動(人的交流および地域貢献)に取り組んでいます。 |
A)緊急対応が望まれる天然記念樹木の植物工学的な保全や育種研究。
野外での天然記念樹木の生育状況を継続的に定点観察しており,状況の把握に努めています。例えば写真は円正寺(庄原市高野町)の樹齢400年を超えるシダレザクラの開花(4月15日)と新芽の展開(5月25日)の様子です。このサクラについても細胞培養が可能となっています。貴重な遺伝資源の保全に役立つ成果です。
B)貴重な文化財を将来に引き継ぐための教育や普及活動
これまでに,前期開講科目(大学基礎セミナー,植物組織培養学),後期開講科目(生命科学概論)を通じて,学生に対する教育,情報提供を継続して行っています。また,広島市立大学?県立広島大学連携公開講座「ひろしま学を考える」(平成30年7月18日(水))において「ひろしまの人?地域?産業を育む樹木」を講演し,本事業の内容も紹介しました。
円正寺(高野町)の樹齢400年を超えるシダレザクラの開花(4月15日)。 | 円正寺(高野町)の樹齢400年を超えるシダレザクラの新芽の展開(5月25日)。 |
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