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今年度から,コースを横断した科目「地域協働演習」が始まりました。情報分野のテーマには,文化コース,産業コースの経営学分野,情報学分野の学生から参加しています。
第1回は,「統計学を用いた原爆被爆による健康被害への影響評価」をテーマに,6/22(水)に現地調査として平和記念資料館の施設見学を実施しました。まず,東館の被爆前後の広島市街を可視化したプロジェクションマッピングからはじまり,本館では,人への被害や救護活動など生きることへの苦難をテーマとした展示が続きました。参加した皆さんは,小学校等の平和学習で一度は見学したことのある資料館ですが,大学生として改めて見学すると,展示資料の見方が違っていたそうです。最後に,原爆死没者慰霊碑を参拝して第1回の現地調査を終えました。6/23(木)には,放射線影響研究所で公開されている原爆被爆者コホートデータを用いて,被爆後70年以上を経過してもなお残る健康被害の状況を数値分析で定量的に評価することで,現在の課題についてグループワークで考えました。
今後,情報学に関連する5つのテーマにおいて,数値分析方法,情報技術の利用方法を学び新たな知見が学生に芽生えることを目指します。
施設見学の様子1 施設見学の様子2
演習の様子1 演習の様子2
参考動画:「被爆前後の広島市街、1分半に凝縮 平和記念資料館東館」(朝日新聞社)
https://www.youtube.com/watch?v=Necw27nB-fg