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カルビー株式会社Calbee Future Labo(CFL)との新商品開発プロジェクトの一環として,本学の健康科学コースの2年生19名が考案した新商品の企画発表会が,9月3日(金)オンライン(Zoom)で開催されました(参加者総数92名)。
本プロジェクトへの参加を希望した2年生19名は,新商品開発のヒントとなる顧客ニーズを把握するために,昨年11月からインタビュー形式(オンライン)で,一般の方を対象に普段の生活の様子を調査してきました。10カ月という短い期間で,学生たちは「237」名分という膨大なデータを収集?分析し,日常生活における消費者の「不満」や「諦め」を見つけ出し,それらを解決するための商品を考案しました。
学生たちの5グループの発表には,商品企画の背景,商品案,ターゲット層,売り上げ見込み等に加え,参考となる資料や文献,印象に残る写真や動画が効果的に取り入れられており,何れの発表も説得力のある内容構成でした。発表会後に,CFL社員,カルビー新規事業部社員,健康科学コースの教員による投票が行われ,最優秀企画が選出されました。どの商品も顧客の具体的なニーズに沿っており,また,ユニークかつ斬新であったため,採点者はとても苦労していました。
本プロジェクトへの参加を通じて,学生たちは,商品開発の実際を体験的に学ぶことができました。また,初対面の方々へのインタビューを繰り返すことで,コミュニケーション力の向上に繋がったそうです。学生たちの今後の学びや人生において,本プロジェクトで得た経験が大いに活かされていくことを期待しています。
1年間という長きに渡り,学生たちへの温かなご指導を賜りましたCFLの皆さま,そして,当企画発表会にご参加いただきました全ての皆さま(カルビー株式会社新規事業部社員,CFLサポーター,広島工業大学の教職員,県立広島大学の教職員?学生)に厚く御礼申し上げます。
※本プロジェクトに参加した学生は,全学共通教育科目「インターンシップ」の単位を取得することができます。
発表後の記念撮影(参加学生とCFL社員の皆さま)