地域文化コース?和田ゼミ3年生は現在,大学生観光まちづくりコンテスト2024(福島復興ステージ)に提出する観光まちづくりプランを作成中です。その一環として,学生5名が7月5日(金曜日)から7日(日曜日)にかけて福島県富岡町を訪問し,フィールドワークを行いました。
5日(金曜日)には,富岡町役場と一般社団法人とみおかプラスで富岡町のまちづくりに関するお話を伺ったり,ぶどう栽培とワインづくりに取り組む「とみおかワインドメーヌ」や富岡町での仕事創出などに取り組む「とみおかワーキングスペース」を訪問したりしました。6日(土曜日)には,夜の森桜祭りの実行委員長や,現代アートプロジェクトを展開するNPO法人インビジブルの理事長,広島県福山市から移住して富岡町内でカフェを営むご夫妻から,まちづくりの現状や復興に向けた想いなどをお聞きしました。7日(日曜日)には,東日本大震災と原子力災害の伝承を目的に整備された「とみおかアーカイブ?ミュージアム」を見学しました。
学生たちはすべて自分たちで訪問のアポイントをとり,自分たちで質問項目等を考え,自分たちで調査結果をまとめました。学生たちは現地で震災被害の大きさを実感するとともに,対応してくださった富岡町の皆さんの温かさとまちづくりへの熱い想いに触れ,わずか3日間の訪問でしたが,多くの学びを得て広島に帰ってきました。
和田ゼミでは,これらの調査結果等を踏まえ,今後1か月をかけて福島県富岡町を対象とした観光まちづくりプランを作成する計画です。現地を訪問した学生たちは,富岡町でお世話になった人々のために,富岡町が少しでも元気になるような,そして富岡町の皆さんに喜んでもらえるようなプランをつくりたいと意気込んでいます。