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作業療法学科では、地域で活躍できる人材の育成や県立大学としての地域貢献を目的に、地域とコラボした様々な取り組みを行っています。
今回は、その1つとして行った特別支援学校との協働授業についてご紹介します。
昨年、10月から12月にかけて、初めての試みで、作業療法学科の学生(3年生)が広島県立三原特別支援学校高等部の生徒さんたちと協働授業を行いました。
今回の授業で作業療法学科の学生は,三原特別支援学校の生徒さんたちが実習として、三原キャンパス内の講義室や実習室で行うメンテナンス(清掃)および接客サービスを一緒に体験し,作業療法の視点から、より効率のよい方法や工夫できるポイントについて提案しました。
今回の実習で行ったメンテナンス(清掃)や接客サービスは,三原特別支援学校の生徒さんたちが日頃の作業学習で練習している作業です。
メンテナンス(清掃)体験では,作業療法学科の学生が三原特別支援学校の生徒さんたちから清掃のやり方を教えてもらいました。ちょっとした工夫や身につけたコツで、綺麗になる結果が大きく変わります。普段当たり前に行っていた清掃という作業の意味と奥深さを考える機会になりました。
接客サービスでは,三原特別支援学校の生徒さんと作業療法学科の学生が協力して,キャンパス内でカフェ「いこい」を運営しました。学内外から100名以上のお客さんが訪れ,大盛況でした。
この授業を通して,作業療法学科の学生は,共に作業する(協働する)ことの大切さを学びました。この取組は,今後も続けていく予定です。
作業療法学科 古山千佳子