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「助産診断演習Ⅰ」では,妊娠期,産褥期,新生児期のケアを円滑に行うために必要な基本的助産技術,
各期の健康教育を学習します。
出産施設で女性さんが出産すると,すぐに育児が始まります。
産後のお母さん(褥婦さん)は,出産で頑張った自分の体を労わりつつ,
授乳をしたり,新生児のおむつ交換などをしたりして,育児技術を習得していきます。
母子や家族がより良い生活を送ることができるように,産後すぐの入院期間中に,
様々な健康教育を行っています。
助産師は,褥婦さん自身が,退院後の生活をイメージして,家族や社会資源を活用しながら
より良い育児の生活がスタートできるように支援していきます。
今回の演習では,褥婦役と助産師役の学生が退院に向けての褥婦さんに対する
健康教育のシミュレーションを行いました。
シミュレーションを行う前には,本日の褥婦さんの情報から必要な健康教育をグループで考え,
その後に健康教育を実施し,振り返りを行いました。
自分たちの実施に対して良かった点,もっとより良くなる点を見出していました。
この演習は,「県大へ行こう」の参加者の高校生,大学生,保護者の方にもご参加いただき,
健康教育の分かりやすかった点や分かりにくかった点について意見もいただき,
みんなで学びあえる授業時間となりました。
健康教育を行う前に助産診断?目標?計画を話し合う場面 沐浴の健康教育時の「赤ちゃんの観察」をしている場面
褥婦役が沐浴をし,隣で助産師役がサポートしている場面 褥婦に対して「退院に向けて」の健康教育をしている場面