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「助産実習Ⅳ」は,例年は助産所での実習を行っています。
この実習では,開業助産師さんがされている助産所での妊産婦へのケアに参加したり,
保健センターの乳児健診の場に入ったりして,地域での助産師の活動の実際を学んでいます。
例年は,助産師の活動について学びを統合していく時期の1月に実施しています。
今年度は,欧洲杯外围盘口_欧洲杯滚球平台-投注|官网感染拡大の影響で,
開業助産師の活動自体の変化があること,
助産所を利用する妊産婦への感染の影響を考え,
1~2月にオンライン実習と学内実習を行うことになりました。
今回は,学内実習で,産後2ヶ月の母子?家族への家庭訪問の実習の様子をご紹介します。
学生は,9月末~12月末まで,病院で実習を行い,多くの妊産婦さんを受け持ってきましたので,
学内実習では,受け持ち事例の産後2ヶ月の家庭訪問という設定としました。
学生は,3~4名のグループ学習(オンライン)で,受け持ち事例の共有や事例の選択を行いました。
学生が選択した事例には,比較的ローリスクの事例から,社会的ハイリスクの事例までありました。
病院で受け持つ場合の対象母子の助産診断や目標?計画は
スムーズにできるようになってきていた時期でしたが,
自宅に帰ってからの母子?家族の生活をイメージすることが難しかったようです。
各事例のディスカッションを行い,家庭訪問時の観察の視点を教員からも助言し,
少しずつ対象母子?家族の生活をしている様子が見えてきたようでした。
シミュレーション学修では,教員が産後2ヶ月の女性(赤ちゃんは人形)になり,
プロジェクターで,事例のお家の様子が分かるように,スライドを流しておくようにしました。
事例の地域の様子,家に入った時の環境や母子の様子,
助産師として家庭訪問をする際のマナー,
対象母子,生活を多角的に見る視点等の学びを得ることができました。