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助産診断?技術学では,周産期の女性の助産過程の展開に必要な
助産診断と技法を学びます。
助産診断?技術学Ⅰ:妊娠期,助産診断?技術学Ⅱ:分娩期,
助産診断?技術学Ⅲ:産褥期?新生児期,
各科目の中で,各期の助産過程の展開を学びます。
助産過程とは,助産師の実践活動の根拠となる思考過程のことを言います。
助産師は,対象となる女性や新生児の情報収集,アセスメント(判断),
計画立案,実施,評価を繰り返しながら,助産ケアを行います。
その助産師の実践活動の根拠となる思考過程を助産過程と言います。
4月~5月末頃までの授業の中で,各期の助産過程の展開を行いました。
学生は,事前学習として,与えられた事例(妊婦?産婦?褥婦)の助産過程を行います。
授業前に,各自の自己学習をした助産過程を印刷したり,デバイスを準備したりします。
授業の導入で,学修目標を確認した後は,
自分が行ってきた助産過程を,グループメンバーにアウトプットする時間です。
3~4名のグループに分かれて,各自のアセスメントを基にディスカッションします。
事前学習で,困ったところや迷ったところを出し合い,どのような根拠の元,
どのように考えたのか?を話し合います。
グループで助産診断を立てたものを見える化するために,
ホワイトボード,どこでもシート,大きな付箋を活用します。
導き出した助産過程を,クラス全体で共有します。
共有したものを確認しながら,さらにディスカッションします。
また,教員はファシリテーターとして,学生のディスカッションが進むように,助言します。
学生は,各期の事例を同時期に助産過程の事前学習をするため,
「今日は,何さん(模擬事例の名前)?」と,声をかけあい,
授業前に必要な準備を行っています。
正直,課題も多くて,大変!という声が聞こえますが,
実習に行っても,働いても,ずーっとし続ける助産過程。
事前学習のスケジューリングも,学生間で声をかけあい,頑張っています。
教員も,「大変だけど,がんばれ,がんばれ」と思いながら,
授業のたびに,次の授業までに行ってくる課題を提示します。
6月に入ってからは,助産過程を使って,
シミュレーション学修の連続です。
シミュレーション学修の様子も,後日,紹介します。
お楽しみに。