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県立広島大学では,学術研究活動や課外活動に積極的に取り組み,特に優れた業績を挙げた学生を対象に,学生表彰を行っています。学生表彰とは,「学業成績最優秀者」,「各種活動等優秀者」と,今年度より,「学習支援アドバイザー(SA)特別認定授与」の三部門となりました。
そんな中,三部門から同時表彰された田村雪菜さんに,お話を聞きました。
質問者)学生表彰において,3つ表彰されましたがお気持ちを教えてください
田村さん)学業で優秀な成績を収めるため,1年生のころから成績を維持しながら4年間学業に取り組みました。A+を得るためには,思っていた以上に勉強をしないといけないと感じていたので,大学卒業時に,「学業成績最優秀者」という形で結果が得られたことをうれしく思います。
また,応用音響研究会のポスター発表で受賞されたことで,「各種活動等優秀者」にも選出してもらえました。研究会に参加すること,またポスター発表をすることが初めてのことで,何もわからないままがむしゃらに進めていきました。自分の力を十分に発揮できたかは不安が残りますが,今の自分のできる力で臨機応変に対応できたこと評価されたのであれば光栄です。
「学習支援アドバイザー(SA)特別認定授与」は,思ってもみなかったので驚きました。授業を受ける学生の立場に立ち,どう改善したらわかりやすくなるかを考え,先生と共有しながら授業改善に取り組みました。来年は大学院生となり,TAの立場でこの度の経験を活かし,今後さらに授業に貢献できればと思っています。
質問者)学業で優秀な成績を収めるために努力した点は何ですか?
田村さん)予習,授業,復習はどんなに忙しくても行うようにしました。
質問者)時間はどのくらいかけていたのですか?
田村さん)1教科あたり,予習,復習ともに,最低1時間ずつはかけて行っていました。
質問者)大変だと感じることがあったと思いますが,どのようにモチベーションを維持していたのですか?
田村さん)高校時代から予習,復習をしないと授業についていけない環境だったので,大学でもその習慣を維持し続けてきました。
質問者)SAでの活動において,大事にしていたことは何ですか?
田村さん)人から言われて気づくのは好きではないので,誰かに言われる前に自ら気づき率先して動けるように授業の様子をよく見ていました。
質問者)最後に,後輩に向けてアドバイスをお願いします
田村さん)授業でわからないところは,友達や先生方にたくさん聞きました。友達と一緒に授業を受けたからこそ頑張れたと感じています。みんなさんも協力しながら,授業やゼミ(研究)を進めていき,楽しむことが大切だと思います。
田村さんは,4月より県立広島大学 総合学術研究科 情報マネジメント専攻に五年一貫制度を利用して進学します。今後の活躍が楽しみです。
表彰を受ける田村さん
田村さんは右から2番目の学生。左から2番目は情報マネジメント専攻で「各種活動等優秀者」として表彰された橋本ひかりさん。