本文
情報処理学会は1960年に創設以来,先端情報処理分野における主導的役割を果たしてきた学会で,その論文誌には,これまでも情報処理分野における革新的な論文が多く採録されています。
また,情報処理学会をはじめとする多くの学会は,「研究あるいは開発成果の発表の最終形態は学術雑誌の論文である」と位置付けており,この度の論文賞の受賞は新田翔平さん(重安研究室卒業生)と重安准教授による研究成果の情報処理分野における貢献が非常に高く評価された結果であると考えられます。
なお,同学会の論文賞は情報処理学会の規定により,対象となる期間のうちに掲載された論文のうち,1/50の割合の論文が選定され表彰されることとなっています。今年度は,掲載総数591編の中から9編の論文が論文賞に選定されています。
また,受賞に際して,情報処理学会の学会誌にも受賞記事が掲載されていますので併せてご紹介いたします。
新田 翔平,重安 哲也, パブリックスペース設置型無線APにおけるダウンリンク帯域の不正占有対策,情報処理学会論文誌,Vol.57, No.2,pp.426-437,2016.
http://www.ipsj.or.jp/award/2016_03.html