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情報マネジメント専攻2年 國安哲郎君と経営情報学科 重安哲也准教授が連名で執筆し,情報処理学会論文誌2月号に掲載された論文が情報処理学会の特選論文に選定されました。
情報処理学会は,会員数約2万人の我が国の最新の情報処理分野の研究において指導的な役割を果たしている学会であり,同学会が発行している論文誌には,厳しい査読を経て採録された現在の最先端IT技術に関する多くの研究成果が毎月掲載されています。
情報処理学会では,この論文誌に掲載された論文の中でも,情報処理分野の多くの研究者が参照すべき論文を特選論文として選定しています。特選論文は毎号の中から,およそ10%程度が選定されることになっていますが,この度,國安君と重安准教授の連名の以下の論文が2月号の中から特選論文に選定されました。
國安 哲郎,重安 哲也, 「適応的なリクエストコンテンツ制御を導入したWSN向けコンテンツ指向型データ収集手法」
この論文は,IoT時代におけるセンサーデータの爆発的な増加が起こった場合にも,次世代コンテンツ配信技術であるNDNアーキテクチャの手法ネットワークに導入することにより,高効率かつ低遅延なデータ配信を実現することを提案しています。
重安准教授の研究グループでは,今回の特選論文の受賞で,さらなる同研究テーマの発展に向けて研究に弾みをつけることになります。
授賞式の様子
特選論文表彰状