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情報マネジメント専攻1年の青木美帆さんが昨年10月に岡山大学で発表した以下の論文が,優れた研究成果であると評価され,電子情報通信学会中国支部奨励賞を受賞しました。
青木美帆,重安哲也,「CCNにおける協調キャッシュとユーザ位置に基づいたコンテンツ管理手法の一検討」
今回,受賞対象となった研究はマルチメディアコンテンツなどの複数のユーザから利用されるような再利用性の高いコンテンツのコピー(キャッシュ)をネットワーク上で共有することによって,オリジナルコンテンツを有するサーバの負荷軽減を実現する手法を提案したものです。
青木さんの提案手法を導入することによって,大幅にキャッシュヒット率を向上できるため,今後の動画などのマルチメディアデータの利用量が拡大することが強く予想される次世代ネットワーク環境におけるトラフィック削減に大きな効果を発揮するものと考えられます。
なお,今回の授賞式は3月に広島市内で開催される予定です。