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国際会議IEEE SMC 2013 (http://www.smc2013.org) が2013年10月13日から16日まで、英国マンチェスターで開催されました。IEEEとは、世界最大の技術者組織で「アイ?トリプル?イー」と呼ばれ、世界160カ国以上に400,000人以上の会員を擁し、米国ニューヨークに本部がある国際学会です。SMCはSystem, Man, & Cyberneticsの略で、IEEEの中でも古くから継続して活動しているソサイエティの一つです。
本学総合学術研究科経営情報学専攻修士課程2年の鎌田 真君は、国際会議IEEE SMC 2013に論文
“A Clonal Selection Algorithm with Levenshtein Distance based Image Similarity in Multidimensional Subjective Tourist Information and Discovery of Cryptic Spots by Interactive GHSOM by Takumi Ichimura, Shin Kamada”
が採択され、英語で研究発表を行いました。発表内容は、「ひろしま観光マップ」と呼ばれる、スマートフォンによる旅行者参加型主観的情報分析システム(MPPS)における投稿写真の分析法で、投稿された写真が有名な観光地であることを自動で判断する手法を提案しました。「ひろしま観光マップ」はAndroidアプリケーションとしてGoogle Playに無料で公開されており、実際に訪れた観光地で、写真、コメント、評価など、旅行者が発信した観光情報をシステムが自動で分析し、「魅力のある観光地」や「新規性のある観光地」であれば、Facebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)に自動で投稿することができます。
セッションで他の発表に対しても、自分の関心のある内容については、自ら英語で質問をするなど活発に意見を交わしておりました。
なお、本発表は、総合学術研究科が大学院生の研究活動に係る経費の一部を支援する制度「大学院学生研究活動支援」に採択され、参加費?旅行費用の一部について支援を受けました。
提案手法を説明している様子 質問に回答している様子