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平成26年10月11日(土)に,平成26年度「大学連携特別講座」(企業経営とイノベーション)2日目を開催しました。
第3回と第4回は,広島大学の秋山高志准教授による「経営戦略の思考法」(基礎/応用)というテーマで,イノベーションを創発するような経営構想力の条件や持続的に収益を生み出す競争戦略,他社と違いのあるビジネスモデルなどの視点を事例研究により学びました。
第3回では,経営戦略論の基礎の修得を目的として,経営戦略と全社戦略といった戦略の定義と分類,競争優位の構築を支援するフレームワーク等についてわかりやすく解説しました。
講師 | 講義風景 |
第4回は,競争優位を構築するための因果ロジックやポジショニングの概念を,大手アパレルブランド2社の比較や,エンターテインメント産業を手がける大手企業といった実際のケースを用いて,グループディスカッションを行いながら比較?検討しました。
演習風景1 | 演習風景2 |
演習風景3 | 演習風景4 |
2日目の受講後のアンケートの中から,受講者の声を紹介します。
第3回について,「経営について初めて学んだが,基礎についてわかりやすい言葉で説明があったので,とてもよく理解できた。」,「経営戦略についての本等読んだことはあったが,講義を受けてよりイメージを明確にすることができた。」など,
経営学の基礎をわかりやすく学ぶことができたことへの満足度の高さが読み取れました。
また第4回について,社会人受講生からは「実在の企業について,それぞれの成功要因を経営戦略の観点から考えていくといった作業は,大いに勉強になった。」,大学生からは「社会人と初めてディスカッションし,緊張して自分の意見をあまり言えなかったのだが,とても良い経験になった」という感想がありました。
次は,10月25日(土)の様子を紹介する予定です。