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前回の第11回と今回の第12回は,人的資源管理?組織戦略についての講義です。
第12回は,広島市立大学の金泰旭教授による,「国際経営戦略における企業家活動および組織経営」についての講義でした。
本講義は,国際的な視野を持つ人材を育成することを目的として,国際経営戦略を推進するための企業家活動および組織経営に関して考察しました。経営の基礎として(1)企業家活動,(2)ビジネスシステム,(3)ネットワーク,(4)国のコンテクスト?制度が説明され,事例として「都市ギャラリープロジェクト」や「観光?地域リノベーションプロジェクト」を取り上げることにより理解を深めました。
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講義風景2 | 講義風景3 |
今回の第13回と次回の第14回,第15回は,特別講義です。
第13回は,同志社大学の太田肇教授による「ポスト工業化と組織?人事改革」についての講義でした。
本格的なポスト工業化の時代に突入した今,従業員の仕事内容,求められる能力,モチベーションが大きく変化しています。日本企業の多くは,これまで組織や人事のマイナーチェンジでしのいできたものの,今日,限界を迎えています。本講義では,ポスト工業化社会を勝ち抜くために必要な組織?マネジメントの改革とはどのようなものかについて,5つのキーワードで説明がありました。
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7日目受講後のアンケートの中から,受講者の声を紹介します。
第12回について,「周りを巻き込んだ展開は,民間企業においても重要であると改めて感じた。」,「広島には大きな意味でイノベーションが必要だと感じた。自分も何かアクションをしようとするとハードルがあるが,負けずに実行していきたい。」,「広島の観光資源については即役立つ情報だった。自身でも少し基礎知識をつけて今後の観光案内に臨みたい。」といった,講師の携わった様々なプロジェクトに触発され,自分でも何か行動を起こせるよう奮起した受講生が多かったです。
第13回について,「自分の会社でもあてはまる話があり,とても興味深く聞くことができた。」,「数々の事例紹介により,組織,人事について楽しく学べた。」,「自分の会社の課題である事例が非常に多く,勉強になった。」といった,受講生が講義内容を自身の職場と比較し,今後の環境作りに活かしたいとの声が多く寄せられました。
次回は,最終日12月14日(土曜日)の様子を紹介する予定です。