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2022年11月19日(土)に県立広島大学広島キャンパスにて、第1回広島県大学生地域活動発表会(以下、発表会)を開催しました。対面?オンラインを含めて約150名の参加がありました。
発表会の前半では、湯崎英彦広島県知事からのメッセージの披露の後、基調講演として3名の講師による動画を上映?配信しました。講師とタイトルは別表1のとおりです。基調講演では、「学生≠労働力ではなく、学習の場としての意義を持たせること」、「学生自らクラウドファンディングや競争的資金を獲得して、活動資金を得ること」、「現場での偶発的な出来事から展開する面白さがあること」などが指摘されました。
別表 1
講 師 |
タ イ ト ル |
立教大学 門田岳久 准教授 |
ゼミ教育を基盤としたサイト?スペシフィック?フィールドワーク~新潟県佐渡島での10年間の実践例 |
徳島大学 内藤直樹 准教授 |
世界遺産と地域遺産の相克:Research Locally, Act Globallyの実践をめぐって |
新潟大学 豊田光世 准教授 |
地域コミュニティとの共創から生まれる探究的学び |
後半の学生発表では、予定どおり12大学の学生による発表が行われました。大学名?発表タイトル?発表学生は別表2(発表順)のとおりです。
県立広島大学発表 叡啓大学発表
別表 2
大 学 名 |
発 表 タ イ ト ル |
発表学生 |
叡啓大学 |
(Re)Discovering Setoda & Lemon |
藤山実咲 |
エリザベト音楽大学 |
親子で楽しめるミニオペラの制作公演を終えて |
藤原愛 糸賀里咲子 |
広島経済大学 |
子ども達を守ろうプロジェクトの取組みについて |
片山美里 |
広島工業大学 |
学校法人鶴学園八千代校舎周辺山城の保存貢献 |
繁政歩純 |
広島国際大学 |
地域で支える子育て支援 ―LCFと地域のつながり― |
田中凛 仲里茜音 福井理紗 |
広島修道大学 |
地域つながるプロジェクト2021 (防災意識を高めるプロジェクト) |
岸彩加 岡嶋佑介 村上嘉奏 |
広島市立大学 |
小学生とつくりだす絵おと芝居 |
佐藤優 久米佳奈恵 植村友紀 |
広島大学 |
農産物袋詰め補助アイテム |
呉敬馳 |
広島文教大学 |
世羅町の多文化共生事業に関わって |
宮本昂樹 池淵紗英 長田陽菜 |
福山平成大学 |
動物の命を守るためにできること |
寺本穂香 伊藤美穂 立木七海 |
安田女子大学 安田女子短期大学 |
専門性を生かした社会連携活動 ~英語英米文学科の取り組み~ |
佐々井花音 井元瑞希 山口みこと |
県立広島大学 |
アダプテッドスポーツを通じた地域貢献活動 |
仲宗根慧哉 永尾悠 横畑雄矢 |
発表学生集合写真
学生発表では、活動内容に加え、「現地の人々との協働や対話からえるものがある」、「活動資金に苦労しながら活動している」、「自分たちの活動が出発点になり広島県内各地に広がることを期待する」、「他大学の学生へ一緒に活動しようと呼びかける」など、地域での活動に対する学生の思いが語られました。
マツダ株式会社の西山雷大特別顧問による講評では、学生の活動を「子ども」、「ダイバーシティー」、「価値の発信」、「防災?環境」の4つにわけ、広島県の抱える問題と関連させながら、その活動の重要性を指摘されました。
西山氏による講評
発表終了後の発表者どうしの交流会では熱心な意見交換や仲間づくりが行われ、ボッチャの紹介を兼ねたボッチャ体験にも多くの学生が参加し、盛り上がりを見せました。発表した学生からは、「それぞれの学生のレベルが高く,今後の考えや活動のモチベーションにつながった」、「他大学が行っている活動について知ることができ,これからの活動の参考になりました」、「皆さん,地域のことを熱心に想い活動していることが理解できました」などの感想を得ることができました。
ボッチャ風景 ボッチャ参加者集合写真
※画像を選択するとYoutubeへ移動します。
なお、この発表会は、発表学生が所属する11の大学(詳細は上記の別表1をご覧ください)の共催、広島県、中国新聞社、マツダ株式会社、株式会社サンフレッチェ広島の後援を得て開催することができました。本学として深く感謝申し上げます。
県立広島大学地域連携センター
電話 082-251-9534(9時00分~17時00分)
E-mail : renkei@pu-hiroshima.ac.jp