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2023年12月2日(土曜日)に県立広島大学広島キャンパスにて、第2回広島県大学生地域活動発表会(以下、発表会)を開催しました。対面?オンラインを含めて約160名の参加がありました。
発表会の前半では、学長挨拶、広島県知事?県議会議長のメッセージの紹介に続いて、追手門学院大学教授藤田武弘氏が「域学連携活動の現代的意義」の演題にて基調講演を行い、農村と都市との関係などの歴史的展開を説明したうえで、中山間地域にみる関係人口増加の重要性、学生も含めた関係者の当事者意識の形成の必要性を論じ、大学と地域の連携活動が果たす役割について具体的事例から論じました。
森永学長挨拶 藤田教授の基調講演
学生活動発表では、三次市、大崎上島町、江田島市、安芸太田町、呉市豊島町、広島市東区矢賀、広島市安佐南区祇園、府中市、廿日市市、東広島市、尾道市瀬戸田町等での活動が紹介され、その内容は出張理科教室、動物の愛護活動、認知症カフェ、高齢者や乳幼児のサロン、防災訓練等、特産品の開発?販売、SDGsと関連した環境保護活動、子ども向けのイベント実施、子どもや地域と一緒に行うアート活動、食品ロス削減、外国人観光客を対象としたやさしい日本語普及、ラジオを通じた活動など多岐にわたり、学生活動が県内多くの地域で幅広く行われいることが実感できました。
県立広島大学発表 叡啓大学発表
学生の発表後には、中国放送広報部長吉田幸氏による講評が行われました。講評では最初に、時間をかけたと思われるスライドや繰り返し練習したであろう発表リハーサルなど、学生目線に立ったうえで学生の熱意や努力を称え、地域課題に向き合う学生のすごさ?素晴らしさ、主体的に取り組む重要性など、今後の活動を応援するメッセージを学生に伝えました。
吉田氏による講評
今年度初の試みとしてポスターセッションを行い、参加者はそれぞれの発表について質問やコメントを行い、学生活動への理解を深めました。最後に学生交流会を実施し、互いの活動について感想などを語りあい、連絡先を交換するなど輪が広がりました。
ポスターセッション 学生交流会
なお、この発表会は、発表学生が所属する15大学の共催、広島県、広島県議会、中国新聞社、中国放送の後援を得て開催することができました。深く御礼申し上げます。
県立広島大学地域連携センター
電話 082-251-9534(9時00分~17時00分)
E-mail : renkei@pu-hiroshima.ac.jp