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所属:地域創生学部 地域創生学科地域産業コース 職位:教授 学位:工学博士
研究室:県立広島大学広島キャンパス1563号室
E-mail:xiao@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/read0060760
今精力的に研究開発している各種先端AI技術は,地域はもちろん,日本と世界の産業イノベーションに貢献できると考えている。
テーマ1: 実用能動騒音制御システムの研究開発
テーマ2: 適応技術による振動検出と異常診断
テーマ3: 骨導音を用いた音声復元システム
テーマ4: 深層ネットワークを用いた表情認識
テーマ1:消去または低減したい雑音に対して,別の音(2次音源)を先進的なAI技術で作り,その雑音と中和させるのは能動騒音制御(ANC: Active Noise Control)という。先端技術として,自動車,工作機械,船舶,飛行機,送風機等々,実に多くの機器や機械に応用できる。地元企業と長年にわたる共同研究により,特許を共同取得し,国内外へ最新の研究成果を数多く発表してきた。
テーマ2:工作機械,発電機,交通機関(電車,新幹線etc.)等,回転機構をもつものに対して,特定の振動成分を実時間で検出し,運転監視や異常診断を行う技術はAIの一つとして近年特に注目され,市場も大きく拡大している。本研究室では,地元企業との共同研究を展開し,特許の取得はもとより,多くの研究成果を国内外へ公表してきた。
テーマ3:駅ホーム,空港,機械室等,環境雑音がひどくなると,それを低減させ,マイクで測定した音声をきれいにする従来技術は性能が大きく低下する。近年環境雑音の影響を受けにくい骨導音(喉等の上で計測された振動)による音声復元が注目されている。肖研もいくつかの研究成果を発表している。
テーマ4:知能的ヒューマンインタフェース―の基礎技術として,表情認識が欠かせない。顔全体やパーツ(目,鼻,口等)からの特徴情報を融合させる,高度な認識システムが求められており,90年代後半から研究を断続的に実施してきた。
上記の各課題ではそれぞれ,参照マイクを配置しない最先端の狭帯域ANC,タコメーターを必要としないブラインド型異常検出,骨導音と気導音を併用した適応音声復元,深層ネットワークによる表情認識に関するシステムを研究開発中。他に時系列の解析と予測も研究対象。
回転機械の振動解析装置およびプログラム 、肖 業貴、青木 寛、宮内 康介(特許6430234, 2018)
能動騒音制御システム、音声復元、振動検出、異常診断、時系列予測、表情認識、深層学習、ニューラルネットワーク