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所属:地域創生学部 地域創生学科 地域産業コース 職位:准教授 学位:博士(経営情報学)
研究室:県立広島大学広島キャンパス1640研究室
E-mail:shige@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/read0083890
一般に制御対象を数学的モデルで完全に表現することは困難であり,何らかの誤差や不確かさが存在します。本研究室では,システム内にそのような不確かさがあってもシステムを安定化できるようなロバスト制御手法について研究しています。
大規模システムの分散制御,入力部に構造的制約をシステムの制御,マルチエージェントシステムの協調制御
システム内に存在する不確かさとして,モデリング誤差,計測誤差,線形化誤差などがあります。本研究室では,システムを記述するモデルにおいてパラメータなどが直接把握できない場合などを考慮し,様々な不確かさにおける未知パラメータに対して,それを推定する適応則を構成し,制御則に組み込むことによって,それらの情報を必要としない制御則の構成法について研究しています。
制御理論を用い制御では,(1)モデリング,(2)制御則設計,(3)実装,(4)制御の順番で制御器を構成します(図1)。しかし,(1)モデリングのプロセスにおいて実際の制御対象を,数理モデルによって完全には表現することは困難であり,それらの間には不確かさが存在します。そこで,本研究室では数理モデルでは厳密に表現できない様々な不確かさを考慮したロバスト(=頑丈)な制御手法を開発し,実際の制御問題への適用可能性が広がるように制御理論の拡張を行っています。
図1制御則設計の流れ
現在は,モデルベース開発を念頭に置いた制御則の提案や制御モデルにおける前提条件の緩和など,制御理論の拡張を行っています。
これまでの主な研究テーマは以下のとおり。
動的システムの安定性解析
?不確かさをもつシステムの安定性解析
?大規模システムの安定性解析
ロバスト制御則設計
?不確かさをもつシステムのロバスト安定化
?適応ロバスト制御
?モデル追従制御
?大規模システムの分散制御
?入力部に構造的制約をシステムの制御
?マルチエージェントシステムの協調制御
制御システムの数値シミュレーション
?河川水質管理システムの制御
?連結倒立振子の安定化制御
ロバスト制御,適応制御,分散制御,動的システム,安定性,不確かさ