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所属: 生物資源科学部 生命環境学科生命科学コース 職位:准教授 学位:博士(医学)
研究室:県立広島大学庄原キャンパス4504号室
E-mail:nagao@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/read0021438
ヒトや動物の培養細胞を用いて地域産品に含まれる機能性成分を分析して体調改善や病気予防に効果がある成分を探索しています。これらの他に色々な研究機関や企業と共同研究を行っています。
地域産品の新規食品機能性の探索,広島県産柚子果皮の有効活用と高付加価値化, 両親媒性キトサン誘導体による皮膚用ナノ乳化添加剤の開発,広島県産高品質活魚の蓄養方法開発,うつ病の生化学的指標とうつ病抑制食材の探索
1:地域産品を試料として動物細胞による食品機能性評価解析を行っています。解析例として(1)ヒト線維肉腫細胞HT-1080を用いたガン浸潤抑制能と増殖抑制能,(2)ヒト正常線維芽細胞SF-TYを用いてのヒアルロン酸産生能による抗シワ効果,(3)メラニンB16産生細胞を用いた美白作用,(4)好塩基球性白血病細胞 RBL-2H3を用いた抗アレルギー活性能等を解析しています。
2:広島県安芸高田市高宮町産柚子のブランド化や高付加価値化を図る目的で川根産柚子のがん細胞に対する食品機能性を県食品技術センターと共同で検討しています。
3:天然高分子キチンの脱アセチル化物であるキトサンの各種誘導体の皮膚外用剤としての検討を企業と共同研究しています。
4:畜養延命技術による瀬戸内ブランド魚への活用において外傷魚の延命措置の化学的評価を県水産海洋技術センターと共同で行っています。
5:足先水浸マイルドストレス負荷マウスモデルを構築し血液中に発現亢進する蛋白質が抗ストレスマーカータンパク質である可能性を示し、そのタンパク質の発現を抑制する食材を見出してます。)
1年次生対象の共通教育科目として,総合的あるいは応用的な観点も含めた生命現象を取り扱う「いのちと科学」(3名教員分担),生物学の基礎的概念を学ぶ「生物学II」(2名教員分担),さらに,広島キャンパス,三原キャンパスの学生も受講対象とする「食と健康」を担当しています。
「食と健康」では,食を取り巻く諸問題を幅広く取り扱います。非常勤講師として関わっている他大学の学生との応答も加味しながら,食と健康について,あらゆる面から考えていきます。
いずれの科目も2年次以降に続く専門課程への橋渡し的な科目であり,将来の進路検討の参考になるような科目です。
3年生から配属する卒論研究も担当し,地域産品の新しい食品機能性を見つけることを卒論研究テーマとしています。
具体的には,動物細胞を用いた食品機能性評価解析例として(1)ヒト線維肉腫細胞HT-1080を用いたガン浸潤抑制能と増殖抑制能,(2)ヒト正常線維芽細胞SF-TYを用いてのヒアルロン酸産生能による抗シワ効果,(3)メラニンB16産生細胞を用いた美白作用,(4)好塩基球性白血病細胞RBL-2H3を用いた抗アレルギー活性能等を解析しています。
地域貢献に関わる項目としては,食品中の新たな機能性を探索することに関心があります。
さらに地域特産品の生産活用,特産品を生かした加工食品開発につなげることに興味があります。また,高校生向けの出張講義も機材を持ち込んでします。
学術的には,諸条件が改善するならば、精神的ストレスマーカーの探索および抗ストレス食材?薬剤のスクリーニング研究を再開したいと考えています。
特開2016-220677魚類の保存方法
特許5592100ゆり根の抽出分画を含む抗ストレス性組成物
特許4587281癌転移抑制能測定する方法およびその測定器
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ガン浸潤抑制作用, ビタミンC, 食品機能性,抗酸化作用