本文
所属:保健福祉学部保健福祉学科作業療法学コース 職位:助教 学位:修士(保健学専攻)
研究室:県立広島大学三原キャンパス3406号室
E-mail:masuda@(@の後にを付けて送信ください)
研究室Web:/site/ot-zemi/ot-20230522-3.html
様々な個性や特性,生活背景をもつ子どもたちが,発達段階で必要な経験を行うことができるような作業療法プログラムの開発と実践を検討しています。
感染症の流行や災害,病気やけがなど,人や社会との交流に制限が起こる可能性を想定して,簡易で途切れない支援方法が必要だと考えています。
現在は,アニマルセラピーやロボットセラピーに着想を得て,「家庭用のロボットとの交流が人に与える影響の調査」を行っています。
子どもたちが安心して,自分自身の可能性を感じながら,それぞれのペースで育っていくことを応援するための作業療法プログラムの開発が研究のテーマです。附属診療センターや地域での活動を通して,子どもや保護者の方のニーズをお聞きしながら,子どもたちを中心に生活環境や学習環境の調整,保護者支援,社会的支援の充実に向けた活動を行っています。
(1)子どもたちがそれぞれの個性や特性を発揮し,夢中になって,思いっきり遊べる場を作り,地域で暮らす子どもとその家族の活動?参加を支援します.
(2)子どもたち自身で興味があることを見つけ、選択し、挑戦することを応援します.
(3)子どもとその家族のオリジナルのホームプログラム作り(作業療法プログラムの開発)やその効果を検討します.
発達領域の作業療法士は,保育や医療,療育など幅広い現場で,専門的な知識を用いて,個々の子どもにあった生活や遊び,学びをサポートします。近年では教育現場にも作業療法士の職域は広がっています。子どもたちの声や行動に耳を傾けることで,人の多様性への気づきがより広がります。人の多様性によりそい,理解し,共に考え,行動してく仲間が必要とされています。
県立広島大学三原キャンパスの作業療法学コースは1年次から実習(見学)が始まります。また,大学附属の診療センターもあります。座学だけでなく,作業療法を実践的に学ぶ環境が整っています。
ひろしまビジョンで予測される社会経済環境の変化として,以下の6つが挙がっています。
?現実化する人口減少,少子化?高齢化
?新たな展開を迎えるグローバル社会
?AI/IoT,5Gなど急速に進むデジタル技術
?格差社会の懸念
?頻発化する大規模災害
?新型コロナ危機
このような社会経済環境の変化が現実的に起こる中,様々な個性や特性,生活背景をもつ子どもたちが,発達段階で必要な経験を行うことができるような作業療法プログラムの開発と実践を検討しています。
安心して子育てができる社会を目指して,行政や地域,AI?デジタル技術開発など,分野を問わず,様々なお力と連携したいと思っています。
作業療法士,学校版運動とプロセス技能評価(School Version of Assessment of Motor and Process Skills)認定評価者,社会交流技能評価(Evaluation of Social Interaction)認定評価者
作業療法,小児, 発達領域,社会交流,保護者支援