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目黒 将史(めぐろ まさし)

研究者紹介

所属:地域創生学部 地域創生学科 地域文化コース 職位:准教授 学位:博士(文学)

研究室:県立広島大学広島キャンパス1911号室

E-mail:m-meguro@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/wishrut

研究に関する自己PR

日本の古典文学、中世?近世期の文芸作品を専門にしています。とくに軍記を中心に研究しています。また、書誌学?文献学?書物学を基礎とした〈本〉に関する研究、どのように説話(言説)が語り継がれてきたのかを探る研究を行っています。

研究テーマ

日本中世?近世文学、軍記文学、琉球をめぐる文学、書誌学?文献学?書物学

研究の特徴?内容

異国を日本側からどのように描いてきたかを考察しています。これまでは、とくに琉球を中心に研究をしてきました。近年は〈異域〉というテーマもあわせて研究を進めています。〈異域〉は、現実にある地域と創作された世界とのあわいにある空間のことです。加藤清正は大陸から富士山を眺めたといいます。実際にはありえない地理感覚ですが、実在の土地に物語世界を重ね合わせた好例でしょう。人は自分自身を対象化するために、〈異域〉という自分とは異なる世界を語ろうとします。これは「地域」を考えることにつながります。〈異域〉とは「地域」と表裏一体の関係にあるのです。〈異域〉という視点から古典作品を読み解くことにより、現代の「地域」の問題をどのように考察することができるのかを問いかけています。

歴史語り、歴史叙述を読み解く必要性を考え、軍記、異国合戦の物語から「戦争とは何か」「平和とは何か」を読み解き、未来に向かって語り継いでいきたいと考えています。

受験を検討している方々へ

○人文学研究は何故学ぶ必要があるのかについて追求します。おもに古典文学を学ぶことの意味を考え、伝えていきます。人文学研究は自己のアイデンティティーの模索です。これは教育活動にも連動します。自分自身を語ることのできる人材の育成、国際的、学際的に活躍できる人材を育てるという目標があります。

○「地域」とは何かを問い直します。自分はどこに住んでいるのか、どういう場所なのか、なぜ今自分があるのかを文芸や歴史、文化を通して考えます。

連携協力を検討している方々へ

○広島県を中心に中国地方や瀬戸内地域などの資料の調査を行います。地域に残された書籍の悉皆調査を通して、資料の整理、目録の作成、資料のデジタル化などを行い、地域に残されたものを、未来にどのように残していくかを考えます。本とも人とも出会いは縁です。これからどのような本や人と出会えるのか、それを楽しみに研究を行っています。地域に残された和本などの資料群を、地域の文化遺産として残すためにはどうしたらよいのかを、地域の皆さんと一緒に考える活動をしていきたいと考えています。

○琉球関連の史跡や書物の調査、江戸時代の琉球使節が訪れた場所の実地踏査や広島県に残される琉球関連の書籍調査を行っていきます。

○市内の小?中?高等学校における古典文学に関する出張授業を行います。

○広島県内を歩いて回り、各地域の文化をその土地の人々と一緒に体験していきたいです。

論文リスト

    著書

      キーワード

      軍記、歴史叙述、説話、薩琉軍記、異国合戦、異域、琉球、東アジア、書誌学


      所属別一覧