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所属:地域創生学部 地域創生学科地域文化コース 職位:准教授 学位:博士(学術)
研究室:県立広島大学広島キャンパス1924号室
E-mail:kusanagi@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/kusanagi/
研究室Web:https://sites.google.com/site/kusanagikuni/
数理的なアプローチによる言語研究(計量言語学,心理言語学)と教育研究(英語教育,高等教育)に関心をもっています。特に「社会応用」と「学際性」を重視し,従来の学問領域の枠にとらわれない新規的な研究を探求しています。
計量?数理言語学,心理言語学,応用言語学,英語教育,教科教育,教育心理学,教育工学
私の研究は,言語やその教育などを巡るある種の「問題」からスタートします。その問題を解決する手立てを考え,問題の解決を目指します。「問題」には,学問上の未解決な点,教育実践における個人の意思決定,地域が抱える課題,そして政策などさまざまなレベルがあります。そうした問題の解決のためには,数理的または工学的手法が大いに役立つこともありますし,他の領域ですでに同種の問題の解決策がわかっているような場合もあります。私は,個人の関心というよりは,できるだけ視野を大きく取って問題を発見し,そしてその問題の解決に導く方法を見つけたいと考えます。
私は主に英語を対象とする言語学,そして応用言語学の授業や論文指導を担当しています。しばしば言語学は,「英語ではこういう言い方をしてはダメだ」,「正しい発音はこうだ」といった細かいことをひたすら暗記するような学問だと思われています。しかし,実際はどちらかというと「言語を分析する技術」や「言語に関する考え方」に重点があります。これらは学校の科目でいうと,数学や情報に近いものです。 一方,応用言語学は言語学の分析技術や考え方を「社会のために活用する」ものです。言語に関するなんらかの問題を解決したり,よりよい生活を目指して研究をしたりするわけです。 私は中でも,数理言語学,心理言語学,そして英語教育を専門としています。言語について深く考え,冷静に分析し,そしてその技術を社会のために活かしたいと思う方は,私と県立広島大学にて一緒に学んでみませんか?
私はこれまでに官公庁,地方自治体,そして企業による依頼によって,教育データの分析に関するコンサルティングや知見提供をさまざまな形式によって行って参りました。 また,教員免許更新講習などによって,主に教育評価や授業改善などに関する具体的な技術を社会に提供してきました。同様に,外国語教育やテストなどを研究する学術団体等の企画によって,統計分析や研究方法などに関するセミナーや講演を多数努めています。 現在は,市民科学を始めとして,市民のみなさまと協同的な関係によって言語や教育に関する研究を行う新しい研究形態のあり方を模索しています。このような協同的な関係を築くためには,何よりも人的なネットワークが重要だと考えています。ぜひ,私の研究に関心を持たれたとき,遠慮なくご連絡ください。
高等学校教諭専修免許状,中学校教諭専修免許状,小学校教諭第二種免許状
計量言語学,心理言語学,応用言語学,外国語教育,教科教育,ベイズ統計,数理モデリング,オープンサイエンス,市民科学